かな入力が親指シフトより優れているところ
前回の記事でオリジナルのローマ字配列を考えたところなんですが、やっぱりQWERTY前提で作られてるショートカットとかにはどうしても対応しきれないわけで、そこでやっぱりQWERTYを崩さないで使える親指シフトのほうがいいかもしれないと思ったのですが、親指シフトよりかな入力のほうが都合がいいことをいくつか発見しました。
1.変換と無変換をIME切り替えに使える
IME切り替えをデフォルトから変更してる人限定の話ですが、これは個人的に大きいです。トグルからこれに変更しただけでローマ字入力でも「キーボードでしゃべる」感じを結構味わえます。親指シフトだと変換と無変換は親指シフトキーとして使われてしまうのでデフォルトのトグルを使わざるを得ません。ローマ字入力とかな入力だとこれらを自由に割り当てできます。
2.ソフトに依存しない
親指シフトはDvorakJややまぶきR(個人的にやまぶきRは文字が入力されるのがキーを離した瞬間なのがワンテンポ遅れる感じで好みではありません)など、ソフトがないと機能しません。自作キーボードだと、QMKだけで実装できるらしいのですが、僕はQMKが読めないので…。あとかえうち等を使う場合も別です。
一方かな入力はIMEのみ(例えばGoogle日本語入力とか)で実現できます。これは環境を選ばないのもうれしいのですが、あとDvorakJを使うとなぜかゲームをするときにほとんどのキーが反応しなくなる(どなたか原因を教えてください)のでいちいちDvorakJを一時停止しなくていいのもうれしいです。でもまあなによりシンプルになるのがうれしい。
とここまで書いておいて実は僕はまだかな入力をかじってすらいないんですが、XD75を買ったら挑戦してみようと思います(XD75はOrtholinearなのでたぶん普通のキーボードでかな入力するより打ちやすいと思う)。
かな入力をマスターしたらローマ字(QWERTY、Inariemo)、親指シフト、かな入力の4つで日本語入力クアドリンガルです。
オリジナルのローマ字配列を考えました
稲荷えも(@InariEmo)です。
Eucalyn配列やこちらの記事(独自のキーボード配列を編み出す)の影響を受けて、僕もオリジナルのInariemo配列を考えてみました。
結論から言うとこうなりました。
コンセプト
- 日本語入力に特化
- できる限り交互打鍵
- ホームポジションからのアクセスのしやすさ
- 前後の文字との運指の相性の良さ(できるだけ連続する文字を同じ指が担当しない)
- 考えるのは3x10の分だけ
以下人に読ませる気のない過程
- まず結構よく使う長音「‐」が3x10の中にないのはおかしいので日本語入力で使わない「;」はバイバイ。
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母音とEnterを流れるように打ちたいが、普通Enterは右手側にあるので母音は左。上記のmurashitさんにのっとって、逆十字型に配置。押しやすいと思った順にこちらの文字頻度表(のローマ字頻度表)から頻出順にAIOUE。
- 右手側に、同様によく使う子音NTKSRを配置。
- その次によく出てくるYは拗音でも使うが、右に置くとどうしても同じ指を連続で使うパターンが出てきてしまうため、左の「I」と同じ指の場所に配置。
- その次によく出てくるHも拗音で使う(てぃとか)ので、連続する心配のないKNの指の場所に配置。
- ortholinearなキーボードで個人的に押したくないキーワースト3は小指上/人差し指斜め上下なので、そこを避けつつその他の子音MWDGZBを頻出順に押しやすそうなところから配置。
- 余ったのをその3か所にPFV…といきたいけどVはXCVでまとめておきたいので日本語入力で使わないJ。
- あとは左手側。使わないQLはそれぞれ押したくない小指上と人差し指斜め下。
- CtrlをEの隣に置きたいので、パームレストから手のひらを離さず小指でCtrlを押したまま押せそうで、かつ3つ並んでる右上にXCV。
- 「,./」をQWERTYと対称にしたら覚えやすそうなのでそんな感じ。長音は薬指上に配置。
という感じです。
僕は今はVimを使っていないのでHJKLの配置が先駆者の方々のレイアウトと異なっています。
使ってみた感じ
移動量が少ないので手を脱力して打つと親指シフトより楽に打てるかも?
「あの人みたいになりたい!!」が先行しすぎるとうまくいかないことがあると思った話
何がきっかけでそう思ったのかは忘れてしまったんですが、なんか「自分は神絵師にならなくてはいけない」と思うようになって、別にイラストを描くのがそこまで好きなわけでもないのにうまくなるためにイラストを描いていた時期がありました。
他にも、モーショングラフィックスやら3Dモデリングやらですげえ作品を作っている人を見ると、自分もこうならないといけない(もうこの時点で「なりたい!」ですらなくなっているわけですが)ような気がしてきて、Twitterでそういう人を見かけたら反射的にフォローしたりしていました。でも、フォローしたはいいけどそういう人のツイートを見ていると自分と同じ人間なのに自分とこの人はこうも違うのかと自己嫌悪してしまうことも少なくなく、何のためのフォローなのかわからなくなってしまったりして、Twitterが見れなくなっていって。。。
で、最近気づいたんですが、そういうすごい人って、まず「それをやってて楽しいからやってる」わけで、僕みたいに「うまくなるためにやってる」人っていないと思うんです。目的意識が強くなりすぎるとうまくいかないんですね、たぶん。
じゃあ好きじゃないなら諦めないといけないのかと言ったらそういうことでもなくて。まあそのときはいったんご縁がなかったのだということで距離を置く必要はあるかもしれませんが、時間が経ったら素直な気持ちで「これやりたいな」と思える時が来るかもしれないし。その時までそれはやらなくていいんですよね。
FPSなどで発生するノイズについて
おはようございます、稲荷えもです。
最近PCでゲームをすることを覚え、フォートナイトやレインボーシックスシージをやるためにゲーミングマウスを買ったりして着々と環境を構築していたのですが、画面に横方向のブロックノイズみたいなものが発生するという症状が出てちょっと困っていました。
フレームレートの上限値を60にしたときとそれ以上にした時で症状が少し変わったり、ゲーミングじゃないディスプレイ(60Hz)を使っていることもあり、ディスプレイのせいかな?と思っていました。まあプレイできないほどではないし…ということで諦めようかと思っていたのですが、この現象はティアリングといって、ゲームの設定の垂直同期やV-Syncといった項目をオンにすることで解決するようです。
同じ症状でお困りの方はぜひ試してみてください。